早発閉経
15歳くらいから、40歳くらいまでの早い時期に閉経してしまう状態です。
無月経にて来院されることが多く、血液によるホルモン検査により比較的診断がつきやすい状態です。(血液中のFSHが数回測定して、40mIU/ML以上でなおかつ、E2値が10mIU/ML以下をとるのが一般的です。)
まれに自己免疫疾患や染色体異常なども見られることはごくたまにはありますが、ほとんどは原因不明です。また、親御さんやご姉妹も早めの閉経であったという、遺伝的なものもあります。
閉経状態が早くくるため、そのまま放置すると骨粗しょう症などの病気がでやすくなることもあり、また、症状が放置された時間が長いほど、卵巣の機能はさらに悪くなっていきますので、適時女性ホルモン剤や排卵誘発剤の投与を行い、治療します。
また、自然に排卵が復活して治ってしまう場合もあります。